経鼻内視鏡.jP
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十二指腸ポリープ

2012/02/07

十二指腸のポリープは、胃のポリープと同様にほとんどは良性です。

十二指腸ポリープは、あまり頻度の高い病気ではありません。
自覚症状もほとんどなく、健康診断(バリウム検査など)で発見されることがほとんどです。
大部分は放置しても大丈夫です。


写真右半分を占める隆起が十二指腸ポリープ(良性)

原因については、頻度が少ないため解明されていません。
食生活の欧米化が、ポリープの発生に関与しているとも考えられています。
良性であったとしても「腺腫」というタイプのポリープであれば癌との区別も難しく、1cmを越える大きさで発見された場合は内視鏡で切除するのがよいと考えられています。

「十二指腸ポリープの切除」といえば、以前に皇太子さまが十二指腸のポリープを切除するため、東京大学医学部付属病院の第一外科に入院したことで有名となりました。このとき、皇太子さまは定期健康診断でポリープを発見され(つまり、症状はないということ)、内視鏡手術でポリープ切除を行っています。
当時の宮内庁の発表は「十二指腸のポリープは良性だが、1万人に2、3人の珍しいものなので、術後の経過も慎重に診る必要があり、切除後1週間前後は入院して、退院後少なくとも1週間は静養する予定」と発表しています。