経鼻内視鏡ブログ

2016年8月 1日 月曜日

普通の潰瘍とは違う?デュラフォイ潰瘍とは

こんにちは、ららぽーと横浜クリニックです。
胃潰瘍って怖い病気なイメージはあるかと思いますが、その中でも特に注意が必要な胃潰瘍があります。
今回は多量の吐下血をおこしやすい「デュラフォイ潰瘍」のお話をしようかと思います。
■デュラフォイ潰瘍とは?
「デュラフォイ潰瘍」は胃の近位(食道・胃接合部6cm以内)の小弯にあることが多く、まれに、下部食道・上部小腸・右側大腸・直腸にみられることもあります。
症状としては突然の吐血・下血で発症します。
何故デュラフォイ潰瘍という不思議な?名前かというと、1898年にDieulafoyというフランス人の医師により初めて報告されたことによりこの名前が付きました。
発症率は中高年に多く、男女比は2:1で女性よりも男性の方に多くみられます。

■胃潰瘍とは違うの??
「潰瘍」という言葉が使われていますが、一般的に言われている胃潰瘍とは少し違います。
胃潰瘍はさまざまな原因で、胃の粘膜が欠損する病気ですが、デュラフォイ「潰瘍」は、粘膜の欠損がほとんど認められません。
わずかなびらんを形成しているだけなのです。

診断の仕方
胃の内視鏡検査で診断します。
多量の吐血、下血で来院するため、緊急の内視鏡検査が必要になります。一般的な場合は、破綻した血管から動脈性出血を認めるので、診断は容易です。
ただし、多量出血で血圧が低下し、内視鏡検査時には一時的に出血が止まってしまっている時や、胃の中に凝血塊が存在しているときは、出血元を特定するのが難しく、診断が容易でありません。

治療の仕方
一般的な治療方法は内視鏡で止血(電気的焼灼術、クリッピング術、エタノール注入法、レーザー焼灼術、バンド結紮術など)を行います。出血は点状なので、深い胃潰瘍のように止血が難しいといったことはありませんので、多くは簡単に止血が可能です。再発率は低く、外科的治療はほぼ必要とせず治療できます。

■まとめ
いかがでしたか?
デュラフォイ潰瘍は突然の吐血や下血で驚かれ来院されることが多いですが、内視鏡で簡単に止血が可能なことも多いです。
速やかにの内視鏡検査を行う必要せいがありますので、多量の吐下血があった場合はすぐに病院を受診して下さい。
ららぽーと横浜クリニックでも当日の胃の内視鏡検査を行っている日がありますので、HPをご確認の上でお気軽にご相談ください。

投稿者 医療法人社団LYC ららぽーと横浜クリニック