経鼻内視鏡ブログ

2017年6月 1日 木曜日

胃カメラで再検査にならないために

こんにちは、ららぽーと横浜クリニックです。
皆さんは胃内視鏡検査(胃カメラ)を受けたことはありますか?
胃内視鏡検査(胃カメラ)の際には、「検査の○○時間前から食事抜いて来てください」などと案内されると思います。
この理由を説明させて頂こうと思います。


胃カメラの検査を行うと、何十人かに1人は胃の中に食べ物が残っている事があります。
口内や消化器内にある食べ物の残りのことを「残渣(ざんざ)」といいます。内容物としては野菜やキノコなどが多いですがお米や麺類も見受けられます。

■残渣になりやすい食べ物
食べ物が胃の中で消化されるのにかかる時間は「炭水化物<タンパク質<食物繊維<油」で、右側に行くほど消化に時間がかかります。
大体の時間は以下の通りです。

フルーツ:1時間~2時間
炭水化物(ご飯、パン、麺類、芋類):2時間~3時間
刺身、焼き魚、煮魚:2時間~3時間
野菜:2時間~3時間
肉類(ステーキ、すき焼き、焼き肉):4時間以上
揚げ物(天ぷら、唐揚げ):4時間以上

と、食べ物によって消化にかかる時間が全然違うことがわかります。実際の検査でも、残渣として残ってしまう食物にはワカメや豆、ご飯、パンなどが多い印象です。
さて、胃に残渣が残ってしまっていると内視鏡検査の時にどのようなことが起こってしまうのでしょうか?

■しっかり観察ができなくなる!
胃の中に「残渣」があることによって、残渣で隠れて見えない場所がある事検査中の嘔吐によって肺炎等の危険性が高まったりするため、十分な検査が出来ず検査を中断することがあります。
こういった場合は、再検査を行うことが多いです(再検査の時期は1-3ヶ月後や半年後など医師の判断によります)。
「また検査を受けるの?」「見えた範囲に大きな病気がなければいいんじゃない?」などと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、胃癌などの胃の病気は進行が速いことで有名です。
残渣の影響で十分な検査が出来ないまま「1年後、2年後」としてしまうと、手遅れになってしまう病気が隠れているかもしれません
再検査は身体的に精神的にも負担になりますので、検査前の食事時間に関しての案内をしっかりさせて頂いています。
ららぽーと横浜クリニックの例で、だいたい何時間前から食事制限が入るのかを見ていきましょう。

■ららぽーと横浜クリニックでの案内(食事・飲み物)
病院によって検査を行っている時間帯は違ってきます。その検査時間帯によって絶食のタイミングも変わります。
ららぽーと横浜クリニックでは基本的に以下のようにお願いしています。
AM→前日の21時以降絶食
PM→来院時間の6時間前から絶食


(※飲み物はコップ一杯程度の水ならOK!)
食べて良いもの悪いものなどの制限はなし

・・・といったように、上記のことを守っていただければ基本的に検査に支障を来すことはありません。
6時間前であれば一番時間のかかる揚げ物や肉類を食べてしまっていても基本的には大丈夫ですが、消化のよいものを取っておくのがベターですね。

■最後に...
いかがでしたか?
患者さんの中には「食べちゃったけど少しなら大丈夫だと思った...」という方がたまにいらっしゃいますが、残渣があると十分な観察が出来ないため小さな病変を見つけ出す事が困難になってしまいます。
もし、検査時に残渣を指摘されてしまったら再検査が必要になってしまいますので、食事に対する注意事項はしっかり守りましょう。
再検査とならないためには、検査前日や検査前の食事は消化の良いものを食べるようにすること!これだけです。
ららぽーと横浜クリニックでは厳しい食事制限は基本的に設けていませんが、体質的に胃の働きが弱く、食事制限を守っていても残渣が残ってしまう方もいらっしゃいます
そのため、再検査が心配な方や、過去の検査で「残渣あり」と指摘された方は、検査前日の食事を消化の良いものにし、野菜やこんにゃく、キノコ類、お米、麺類など胃に残りやすいものは食べないようにしましょう。
ベストな状態で検査に挑めるように、是非参考にしてみてくださいね。

投稿者 医療法人社団LYC ららぽーと横浜クリニック

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