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胃の形は全員同じじゃない!

2018/01/01

こんにちは、横浜市胃腸科のららぽーと横浜クリニックです。
皆さんは自分の「胃の形」って気にしたことはありますか?「皆同じ形なんじゃないの?」と思うかもしれませんが、実は誰もが思い浮かべるような(イラストのような)そら豆の形ではないんです。
今回はそんな「胃の形」についてご紹介したいと思います。

胃の形はいくつかある?

胃に種類なんてあるの?と思われるかもしれませんが、「牛角胃」「鉤状胃」「瀑状胃」と実は3種類もあるんです。「えっ、そんなにあるの?」と思いますよね。
それぞれ何処が普通とは何が違うと思いますか?胃の形と特徴を見ていきましょう。

牛角胃(ぎゅうかくい)

この形状の胃は欧米人に多く見られます
名前に「牛」が入っている理由は牛の角のようにすらりとした胃の形をしているからです。
特徴として、消化された食べ物は比較的スムーズに十二指腸に流れるため、胃もたれが起こることはあまりありません
ただし、食べたものがすぐに腸のほうへ流れ出てしまうため
満腹を感じにくいというデメリットもあります

牛角胃は内蔵と内臓脂肪によって下から押し上げられるためにこの形になるので、太りぎみで内臓脂肪の多い人に多く見られるのですが、満腹を感じにくいためますます太ってしまうのです
また、牛角胃では十二指腸潰瘍が多い傾向があることも分かっています。

鉤状胃(こうじょうい)

日本人に多いと言われるのがこの形です。鉤のように曲がった形をしています。
牛角胃に比べて中央部が出口より低い位置にあるため、消化した食べ物が残りやすいという特徴があります
そのため、胃が動いてくれないと胃もたれなどの胃症状に繋がってしまいます
鉤状胃では胃潰瘍が比較的多くみられるといわれています。

瀑状胃(ばくじょうい)

日本人の10人中2~3人に見られます
入口のすぐ下と出口付近に食べ物が残りやすい形をしています。二つ折りになっている複雑な形状です。
特徴として2か所に食べ物が溜まってしまうため、胃もたれ、胸やけなど胃の症状が表れやすい形です。満腹感を得られず大食しやすい、消化が遅いというのも挙げられます。
この瀑状胃は病気ではないですが、胃の形態異常と言われています。先天性、太鼓腹の肥満、神経質などの要因で瀑状胃になるようです。
瀑状胃は食べたものが胃の上部に滞り、胃の下部で分泌される胃酸が利用されずに過剰となるため胃炎を起こしやすいとされています

まとめ

胃の形にも種類があることをお分かりいただけたでしょうか。
日本人は鉤状胃、瀑状胃が多いとされており、欧米人に比べると胃もたれや胸やけなど胃症状が起こりやすいと言われています。逆に、欧米人は牛角胃が多く、食べ物がすぐに腸へ行ってしまうため、胃もたれなどは起こりにくいけれど、満腹になりにくく太りやすい傾向があるようです。他にも胃全体が正常な位置より下がっている胃下垂もありますが、こちらは、以前に詳しくお話ししましたので過去のブログも読んでみてくださいね。(過去ブログ:胃下垂とは
ご自身の胃の形が気になった方はバリウム検査でわかりますので、会社の健診で受けている方は是非一度確認してみてください。